「こんばんわ、アリスさんのおっぱいです」 鏡に映った右のおっぱいがそんなことを言い出した。間違いない、夢だこれ。おっぱいが喋る訳ないもん。 「これがワイフです。美しいでしょう?」 「ヤダ、アナタったらぁ(はぁと)」 左のおっぱいの乳首が赤くなった。恥ずかしいのか? 恥ずかしくなって赤面してるのか? 「何を言ってるんだい、マイワイフ!! 恥ずかしがることはない。  世界で一番の! この世で一番の! いや全次元の中で一番美しいおっぱいなんだからね君は!」 「もう、馬鹿ぁ///」 「フフフ、今日も可愛いよマイワイフ。セックスしよう」 「やだやだぁ、そんなムードじゃないじゃなあい」 「おやおや、こんなに濡らして何を言う」 あっ、左の陥没乳首から母乳が!? やめて、よくわからないけど勝手にセックス始めないで!! 「君のそんな姿を見ていたら僕のマイサンもビンビンだよ」 なんか痛いぐらい右の乳首が勃起し始めた!! 「さぁ、入れるよ……」 「いいわ……アナタのビックデリンジャー、私の特製ホールで受け止めて見せるわ」 イタタタタタタタ!! 胸が勝手に蠢きだした!!  あ、右の勃起乳首が左の陥没乳首に入って気持ちいい…くないイタタタタタタ!! 「あぁん!! アナタァ! もうイっちゃうぅぅぅぅ!」 「くっ、俺もだ! イくぞジェリーン!!」 名前ついてた!? 「出るっ!!」 「ああぁぁああぁあぁんっ!!」 「ハァ……ハァ……」 「あぁ、私のすぅぱァアワビがアナタの特濃スープで味付けられてしまったわァ」 何か胸が母乳まみれで凄く気持ち悪い。 「あっ!! あっ!! あっ!!」 「ヘイヘイどうしたんだいジェニファー!?」 名前違っ!? 「産まれる!! 子供が!! 産まれちゃうらめぇぇぇ!!」 「目出度いことじゃあないか! 駄目なことなんてないぜファンキーモンキーベイベー!!」 子供!? 何よおっぱいの子供tt……うぉぉぉぉぉぉぉおぉおぉ!? おっぱいが増えた!! 増えたおっぱい!! ヤバいどんどん増えてる! しかも増えたおっぱいがまたセックス(?)して更に増えてく! 駄目、もうおっぱいハザードが顔まで侵食してき…… 「夢か……」 おっぱいがいっぱいでしっぱいみたいな衝撃で私はベットから跳ね起きた。 今まで見ていたものが本当に夢だと気づき、安堵のため息をつく。 凄く不快な夢を見たわ。顔洗ってすっきりしよっと。あともう全裸で寝るのはやめよう。 そんなことを考えながらてくてくと洗面所へ向かう。鏡の前に立っていざ顔を洗おうとしたそのとき―― 「こんにちわお「うぉおぉおぉぉぉおりゃあああああああああ!!」ぐへー」 とりあえず右のおっぱいをカミソリで切り落とした。 「イヤアアアアアアア!! マイケェール!! 嘘よ、結婚するって言ったじゃない! ……ヒッ!? ギャアアアアアアアア!!」 うるさいので左のおっぱいも切りつけた。あはは、いい悲鳴が聞こえるわー。 「ママー!! ママー!!」 全身から叫び声が鳴り響いた。迷うことなく油をかぶり、火をつけた。 アリスは死にましたがおっぱいたちは奇跡的に無事だったそうです。 今は大きな白い家で家族仲良く過ごしているそうですよ。